新時代の中小企業金融―貸出手法の再構築に向けて



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バランスよし。また、平易に書かれている点も好感。

みずほ総合研究所に勤務されている著者は、中小企業金融における民間金融機関の姿を生き生きと映し出したと言える。
この書の良い点は大学教授が書いた本ではないため、内容は十分に高度だが、空論に走らず、リアリティがあり、尚且つ読みやすい点である。
現在の話題であるトランザクション貸出(スコアリングモデル、ビジネスローン)及びリレーションバンキング(対面式)の比較等、旬の話題にも言及しており、やや分析が足りない感もあるが、分かり易く解説されている。
また、米国や欧米との比較もふんだん(欧米の資料は我が国では乏しいので評価したい)で、我が国の金融制度の特徴が良く分かる点も、素晴らしい。まだまだ中小企業金融の本は少ないが、この本は重要なこの業界の財産と言えると思う。
中小企業金融に携わるものにとって必読

政策におもねることなく、また、難解な空理空論に陥ることなく、バランスよくまとめられた好著。ともすれば、浪速節に陥りやすい中小企業金融についての議論と現状と変化を、冷静に理解するにはうってつけの本である。金融にかかわる全ての人が読むべきである。うちの役員にも読んでほしい。
それにしても、中小企業というくくり方を前面にだしての政策論議は、有効とは思えない。脱却が必要である。
現代の中小企業金融を理解するために

最近の金融市場動向を理解する上で、必携の書である。様々な資金調達手段が拡大する中で、そのメリットと課題をデータを駆使しながら説明する真摯な姿勢は、筆者の中小企業金融への深い造詣故のものであろう。中小企業を巡る資金調達手段の基礎的理解を深められるとともに、企業金融を学ぶ学生や専門家にとってもバブル後の日本の金融のフロンティアを理解する上で、有益である。



東洋経済新報社
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中小企業金融入門
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